AI活用開発に向けたAmazon Devices Builder Toolsのトラブルシューティング
このページでは、AI活用開発に向けたAmazon Devices Builder Toolsをセットアップして使用するときに発生する可能性のある一般的な問題の解決方法について説明します。これには、接続エラー(MCP error -32000: Connection closed)、コンテキストドキュメントが見つからない問題、スキルがトリガーされない問題などが含まれます。各項目には、問題の説明、考えられる原因、および段階的な解決策が含まれています。
セットアップの手順については、AI活用開発に向けたAmazon Devices Builder Toolsのセットアップを参照してください。
トラブルシューティングを行う前に
Amazon Devices Builder Toolsが実行されていて、AIエージェントに接続されていることを確認します。エージェントのチャットで、以下のように入力します。
List the tools provided by Amazon Devices Builder Tools
応答として、analyze_perfetto_traces、get_app_hot_functions、list_documents、read_asset、read_document、search_documentation、symbolicate_acrのようなツールが表示されます。
check-statusコマンドを実行して、セットアップを検証することもできます。
npx -y @amazon-devices/amazon-devices-buildertools-mcp@latest check-status
完全に構成されている場合、次のような出力が表示されます。
Agent │ Context Document │ MCP Configuration
───────────────────────┼──────────────────────────┼──────────────────────────
Kiro │ ✅ v5.1 │ ✅ Configured
📊 Summary:
Total agents checked: 1
✅ Fully configured: 1
ツールの一覧が表示され、check-statusでエージェントが完全に構成されていることが示されたら、MCPサーバーは機能しています。そうでない場合は、以下のセクションで説明する問題を参照してください。
よくある問題
ほとんどの問題では、最初の手順として、プロジェクトディレクトリからcheck-statusを実行してください。これにより、サポートされているすべてのエージェントについて、コンテキストドキュメント(存在、バージョン、破損の有無)とMCP構成が検証されます。
AIエージェントがVega関連の質問に回答するときにAmazon Devices Builder Toolsが使用されない
原因: MCPサーバーのインストールまたは構成に問題があるか、構成後にAIエージェントの再起動が必要です。
解決策:
-
MCPサーバーのインストールを確認します。
npx @amazon-devices/amazon-devices-buildertools-mcp@latest --helpパッケージが正しくインストールされている場合は、使用できるコマンドの一覧(
init-context、check-status)がヘルプメッセージに表示されます。パッケージがインストールされていない場合は、「command not found」またはモジュールの解決エラーが表示されます。セットアップコマンドを実行してインストールしてください。
- AIエージェントの設定ファイルで、
mcpServersの下にamazon-devices-buildertools-mcpエントリが存在することを確認します。 - 構成変更後、AIエージェントを再起動します。
-
Amazonデバイス固有の質問をたずねて、修正されたかどうかを確認します。
例: 「How do I build a Vega app?」
エージェントがAmazonデバイス固有の手順で応答すれば、問題は解決されています。
ドキュメントがamazon-devices-buildertools-mcpのバージョンに含まれていないというエラーメッセージが表示される
原因: ドキュメント名にタイプミスがあるか、ドキュメントが存在しない、またはMCPサーバーのバージョンが古い可能性があります。
解決策:
-
入手可能なドキュメントを一覧表示します。
Show me all the documents in Amazon Devices Builder Tools - 使用したドキュメントの名前を、手順1で返された一覧と比較します。名前が存在し、スペルが完全に一致することを確認してください。
-
init-contextを再実行して、コンテキストドキュメントを更新します。npxコマンドで@latestを使用すると、常に最新リリースが取得されます。npx -y @amazon-devices/amazon-devices-buildertools-mcp@latest init-context - 正しい名前を使用してドキュメントリクエストを再試行します。ドキュメントが読み込まれると、問題は解決します。
AIエージェントがAmazonデバイス固有のガイダンスではなく一般的な応答を生成する
原因: コンテキストの初期化が完了していないか、コンテキストファイルが見つからないか、AIエージェントがコンテキストファイルを認識していない可能性があります。
解決策:
-
プロジェクトディレクトリから
check-statusを実行します(トラブルシューティングを行う前にを参照)。出力に問題が報告された場合は、提示された推奨手順に従います。 -
check-statusの結果、コンテキストドキュメントが見つからないか古くなっていると報告された場合は、init-contextを再実行します(開始の手順を参照)。 -
現在のチャットの会話を閉じ、新しいチャットを開始します。
-
Amazonデバイス固有の質問をたずねて、エージェントから適切なガイダンスが提供されるかどうかを確認します。
例: 「Can you list all documents related to feature development on Vega?」
エージェントがAmazonデバイス固有のガイダンスで応答すれば、問題は解決されています。
エージェントスキルが自動的にトリガーされない
原因: AIエージェントでスキルが検出されるようにするには、コンテキストの初期化が必要です。適切に設定されていない場合、エージェントはスキルのメタデータを認識できません。
解決策:
-
プロジェクトディレクトリから
check-statusを実行して、スキルのインストールを含むセットアップ全体を検証します(トラブルシューティングを行う前にを参照)。 -
check-statusで問題が報告された場合は、init-contextを再実行して、スキルを正しくインストールします(開始の手順を参照)。 -
エージェントのグローバルスキルディレクトリにSKILL.mdファイルが存在することを確認します。一般的なスキルディレクトリの場所は次のとおりです。
AIエージェント スキルディレクトリのパス Kiro ~/.kiro/skills/Cursor ~/.cursor/skills/またはプロジェクトルートの.cursor/skills/Claude Code ~/.claude/skills/ -
AIエージェントセッションを再起動します。
スキルはプロンプトマッチングに基づいてトリガーされます。スキルに関連する固有のキーワードを使用してください。
例:
amazon-devices-vega-setup-sdkスキルの場合は「Set up Vega SDK」 -
それでもスキルがトリガーされない場合は、まず使用可能なスキルの一覧を取得します。
List all available Amazon Devices Builder Tools skills次に、特定のスキルを参照します。
Use the amazon-devices-vega-build-and-run skill to help me deploy my appスキルがトリガーされ、手順のガイドが提供されれば、問題は解決しています。
不要なエージェントスキルが自動的に読み込まれる
原因: init-contextコマンドは、使用可能なすべてのエージェントスキルをグローバルにインストールします。ワークフローに関係のない特定のスキルを削除できます。
解決策:
-
AIエージェントのスキルディレクトリを特定します(スキルディレクトリの場所を参照)。
-
削除するスキルのSKILL.mdファイルを削除します。
たとえば、
amazon-devices-vega-media-playerスキルを削除するには、次のコマンドを実行します。rm ~/.kiro/skills/amazon-devices-vega-media-player/SKILL.md -
AIエージェントセッションを再起動します。削除したスキルはトリガーされなくなります。
init-contextを実行すると、すべてのスキルが再インストールされます。セットアップの再実行後もスキルが削除された状態を保つには、init-contextを実行するたびにSKILL.mdファイルを削除します。amazon-devices-buildertools-mcpを読み込めない
構成を追加した後、IDEがMCPの初期化に失敗し、次のエラーが表示されます。
MCP error -32000: Connection closed
原因: パッケージのインストールに失敗したか、Nodeバージョンが一致しません。
解決策:
-
IDEの外部でパッケージが動作することを確認します。
npx @amazon-devices/amazon-devices-buildertools-mcp@latest --helpヘルプメッセージが表示されたら、パッケージは正しくインストールされています。手順3に進んでください。
-
コマンドが失敗する場合は、パッケージをグローバルにインストールします。
npm install -g @amazon-devices/amazon-devices-buildertools-mcp@latest -
現在のNodeバージョンでパッケージが表示されることを確認します。
npm list -g各Nodeバージョンは、それぞれ固有のグローバルインストールを保持しています。たとえば、
nvm use 20 && npm list -gで表示される一覧は、nvm use 22 && npm list -gの一覧とは異なります。 -
現在のチャットの会話を閉じ、新しいチャットを開始します。
-
使用可能なツールの一覧をエージェントにたずねます。
例: 「What tools does Amazon Devices Builder Tools provide?」
エージェントの応答としてツールの一覧が返されれば、問題は解決しています。
amazon-devices-buildertools-mcpがasdfで動作しない
原因:asdfは、直接のノードバイナリではなくシェルスクリプトラッパーを作成します。MCPサーバーは実際のノードバイナリを想定しているため、標準のnpxベースの構成はCLIでは機能しますが、IDEではMCP error -32000: Connection closedで失敗します。
解決策:
-
MCPをインストールします。
npm install -g @amazon-devices/amazon-devices-buildertools-mcp@latest -
Nodeバイナリのパスを取得します。
% asdf which node次のような出力が表示されます。
~/ASDF_DATA/installs/nodejs/22.20.0/bin/node -
amazon-devices-buildertools-mcpバイナリのパスを取得します。
% asdf which amazon-devices-buildertools-mcp次のような出力が表示されます。
<>/ASDF_DATA/installs/nodejs/22.20.0/bin/amazon-devices-buildertools-mcp注: 手順2と3の出力は、ASDF_DATA_DIRの設定によって異なります。 -
手順2と3のパスを使用して、AIエージェントのMCP設定ファイルを更新します。プレースホルダーのパスを実際の出力に置き換えてください。
"amazon-devices-buildertools-mcp-npx": { "type": "stdio", "command": "<>/ASDF_DATA/installs/nodejs/22.20.0/bin/node", // 上記でコピーしたパス "args": [ "<>/ASDF_DATA/installs/nodejs/22.20.0/bin/amazon-devices-buildertools-mcp" // 上記でコピーしたパス ] },注: 機能しないnpxベースの構成との競合を避けるには、キー名にamazon-devices-buildertools-mcp-npxではなくamazon-devices-buildertools-mcpを使用します。この代替キーを使用した場合は、MCPが正常に動作していても、check-statusは「Not configured」という結果を報告します。 -
現在のチャットの会話を閉じ、新しいチャットを開始します。
-
新しいチャットで、使用可能なツールの一覧をエージェントにたずねて、ツールが読み込まれていることを確認します。
例: 「What tools does Amazon Devices Builder Tools provide?」
npmパッケージのページが日本語で提供されない
原因: Amazon Devices Builder Toolsのnpmパッケージのページ(英語のみ)は、英語でのみ提供されています。npmレジストリは日本語ロケールをサポートしていません。
解決策:
代わりに、メインのセットアップページのセットアップ手順を使用してください。このページには日本語版があり、必要なインストールと構成の手順がすべて記載されています。npmコマンド(npx、npm install)は、ロケールにかかわらず同じように動作します。
Gemini CLIでプロジェクトディレクトリからステアリングドキュメントが読み込まれない
原因: Gemini CLIには、プロジェクトディレクトリにインストールされているGEMINI.mdステアリングドキュメントが読み込まれないという既知の問題があります。詳細については、google-gemini/gemini-cli(英語のみ)を参照してください。
解決策:
ファイルが自動的に読み込まれるようにするには、ファイルをホームディレクトリにコピーします。
cp GEMINI.md ~/.gemini/GEMINI.md
または、Gemini CLIセッションでread GEMINI.mdと入力して、手動でファイルを読み込みます。
GitHub Copilotでステアリングドキュメントが読み込まれない
原因: GitHub Copilotでは、一部の構成でAGENTS.mdステアリングドキュメントが自動的に読み込まれないことがあります。これは既知の問題です。詳細については、community/discussions(英語のみ)を参照してください。
解決策:
Copilotのチャットセッションでread AGENTS.mdと入力して、コンテキストを手動で読み込みます。
アプリの移行ワークフローで期待どおりの結果が得られない
原因: アプリの移行ワークフロー(アプリの移植)はベータ版であり、以下の移行パスのみをサポートしています。
- Fire OS WebViewアプリ → Vegaウェブアプリ
- Fire OS React Nativeアプリ → VegaScriptアプリ
- 汎用TVアプリ → Vegaアプリ(アプリタイプの自動検出に対応)
これらのパスに該当しない移行や、カスタムのネイティブモジュール、マルチアクティビティアーキテクチャ、大幅にカスタマイズされたFire OS APIを含む複雑な移行では、期待どおりの結果が得られない場合があります。
解決策:
- アプリが、サポートされている上記の移行パスのいずれかに一致していることを確認します。
- 複雑な移行では、自動化されたワークフローに加えて手動の移行手順が必要になる場合があります。
- パスがサポートされていることを確認したら、移行プロンプトを再実行します。
それでもワークフローで予期しない出力が生成される場合は、AIエージェントのチャットで「I want to provide feedback」というプロンプトを使用して、フィードバックを送信してください。
関連トピック
- AI活用開発に向けたAmazon Devices Builder Toolsのセットアップ
- Amazon Devices Builder Tools ReadMe(英語のみ)
- Amazon開発者向けコミュニティ(英語のみ)
Last updated: 2026年5月20日

